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サービス分野におけるルール形成に関する調査研究

日本におけるサービス産業は、日本経済の約7割(GDP・雇用ベース)を占める重要産業でありながら、国内製造業、海外のサービス産業と比べ相対的に新規性や生産性が低いと指摘されている。

新規ビジネスの醸成が期待されている中、事業者の自由なアイデアに基づくサービス提供や事業展開に日本特有の法制度(業規制や安全規制)による障壁が多数存在しており、「時代に適応していない」という事業者の不満と共に、グレーゾーン下で一部の事業者が独自解釈による事業運用を行っている可能性も推察される。

安全規制ではない形骸化した法制度や日本特有のビジネス慣習等による障害を本調査の検証で包括的に把握し、特に中小企業が多いサービス業界の後方支援となるべく、新ビジネス活性化のための課題を抽出し、IOT(Internet Of Things)時代を見据えた基礎調査としたい。

本委託調査においては、日本の新ビジネスの契機(ルール形成)について基礎調査を行うこととし、①シェアリングサービス、②(2020年オリンピック・パラリンピックに関連した)イベント関連サービス、③公共サービスの3テーマに着目し、ヒアリングを行いながら、日本国内で海外同様のサービスを展開した場合における課題(問題意識)を調査し、その打開策への検討を図ることを試みた(これら3テーマについて、事業者が今後行いたいと思われるサービスを「想定サービス」と定義づけ、それらに対する解決提案を行っている)。

(平成26年度経済産業省委託事業)

サービス分野におけるルール形成に関する調査研究

2015年11月18日 更新
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