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平成29年度 伝統工芸用具・原材料に関する調査事業

近年伝統工芸品の需要、生産が低迷する中、伝統工芸品の制作に使用される用具や原材料の需要も大きく後退、供給が途絶えるなど用具・原材料の入手困難が深刻化し、伝統工芸品の制作・生産活動や伝承者養成に支障が出ている。その一方では、海外からの観光客の増加等に伴い我が国の伝統工芸品に対する国内外の評価が高まり、伝統工芸品需要層の裾野も広がりつつあり、伝統工芸品の制作、技術の持続的継承、発信が求められている。このためには伝統工芸品の制作、人材養成の基礎となる伝統的な用具や原材料の安定的な供給が必要となっており、伝統工芸品の制作に係る関連技術の内容及びその実情を正確に把握することが重要となっている。

そこで、本調査事業では、伝統的な工芸技術に関する用具・原材料の持続的な供給に資する保護施策策定の検討資料に資することを目的として過去の関連調査報告書等から整理する情報に加え、経済産業省、林野庁、(一財)伝統的工芸品産業振興協会等の協力を得つつ、伝統工芸用具・原材料等に関する各機関の情報を集約し、これをもとに伝統工芸用具・原材料の利用や供給等に関する実情を調査するとともに、これにより得られた成果の活用方法等を検討した。(文化庁委託)

平成29年度 伝統工芸用具・原材料に関する調査事業

2018年04月01日 更新
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