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次期招聘候補国の高校・大学教育におけるエリート人材輩出の状況調査

政府の成長戦略の一環として文部科学省が2008年にスタートさせた「留学生30万人計画1」は、目標達成年である2020年に向けて努力中である。2017年5月1日時点の留学生数は267,042人2(前年比27,755人(11.6%)増)であり、目標の30万人に向けて順調に推移している。他方、優秀な外国人留学生を巡っては、他国も日本と同様に積極的な誘致に取り組んでおり、今後もこの競争は続くと見込まれる。日本政府は、留学生が日本で暮らす上で快適に生活できるよう受け入れ環境の充実に向けて取り組んでいるところであるが、同時に、日本の魅力を積極的に発信する取組みも行なっている。日本の大きな魅力の一つとして、世界に誇る科学技術があり、JSTが実施する「さくらサイエンスプラン」は、アジアの青少年を日本へ招聘し、彼らに我が国の科学技術に実際に触れてもらいながら日本の青少年との交流を通じ双方の友好関係を深めていくという積極的な発信事業と言える。これまで、アジア地域を招聘対象とし、成果を得てきた本事業は、この度、招聘対象地域を拡大し従来交流機会が多くなかった中南米地域の可能性について調査することとなった。本年度は、中南米の中から、招聘対象国としてまずブラジル、メキシコ、コロンビアの3カ国に焦点を当て、招聘対象者が在籍する後期中等教育機関及び高等教育機関の情報を中心に調査し、招聘対象者選抜の際の指標となりうる客観的、定量的な情報の整理を行うことを目的としている。(国立研究開発法人科学技術振興機構委託)

次期招聘候補国の高校・大学教育におけるエリート人材輩出の状況調査

2018年04月01日 更新
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