科学技術行政において、今後、重要となるエマージングな研究領域や分野融合的な研究課題・領域への対応に遅れを取らないよう、先見性、戦略性を持った政策を立案していくことが重要とされる。これらは、技術動向の把握のみでは十分でなく、刻々と変化する社会情勢下で顕在化するであろう諸問題や将来社会への期待感（将来社会問題等）を捉えることが、研究開発政策に社会的正当性を持たせる。本調査では、個別に分断された技術動向調査や社会課題調査を一体的に研究開発戦略立案に用いていくための情報の集約と整理を実施した。
（文部科学省委託）

研究開発戦略立案に資する将来社会問題等に係る調査分析