ICT(情報通信技術)は生活の隅々にまで浸透して社会基盤を形成しつつあり、今後もますますより深く社会に根付いていくと考えられる。しかし同時に、ICT を用いた犯罪や個人情報の流出、文化やモラルの変容など、ネガティブな影響も顕在化してきている。
本調査研究では、現状においてICT のネガティブな影響だと認識されているものと、未だ顕在化していない将来の影響の双方について調査し、青少年や一般家庭、一般企業をネガティブな影響から守る社会システムの構築に向けた検討資料を作成するとともに、負の影響軽減に向けた技術の展開方向について提案することを目的とした。