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日本とインドにおける高等教育システムと産業発展の比較研究 Comparative study of Industrial development and Higher education system

 BRICsの一つであるインドは、ソフト産業(近年は、ソフトウェアのみならず、医療サービス等も国際的な評価が高い)を中心に、急速に成長をしている。伝統的な社会制度(カースト)崩壊が一部に見られるとともに優れた人材の移動がすすみ、欧米先進諸国との関係でも、単なるルーチンワークの “アウトソーシング”の受け手から、共同研究のパートナーになるなど着実な高度化が見られる。このような研究開発の高度化は、インドの人材の層の厚さを反映したものであり、高等教育システムの貢献が大きい。インドの高等教育システムは、産業発展の大きな強みであるといわれている。しかし、今後のさらなる経済発展や社会発展には優秀な人材の供給が今以上に必要であり、急務である。実際のところ、高等教育を受けた人材自体は供給飽和状態にあるものの、産業セクターが必要とする優秀層の人材供給となると、むしろ発掘が必要な段階に入っている。
本調査では、既存のIIT などの高等教育機関とともに、IIIT 等の新構想大学の先行的でユニークな取り組みについて、高等教育システムと産業発展(産学連携)といった視点で整理、分析を行った。

 

2009年03月21日 更新
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