トップページ > 調査研究 > 「教育」と「環境」両問題の統合解決についての調査 Investigation about a solution of unification of “the education” and the “environment” both problem

「教育」と「環境」両問題の統合解決についての調査 Investigation about a solution of unification of “the education” and the “environment” both problem

 今日、我が国社会が早急に解決しなければならないものとして「教育」と「地球環境」の両問題がある。これら「教育」と「地球環境」はそのいずれもが、我々個人の生活、我が国の社会活動、さらに地球社会に対して、世代を超え地域を越えて複雑多岐にわたる強い作用を与えるものであろう。それは、民族さらには全世界の将来を決定する力を持っているといっても過言ではない。これら二つは人類文明の発足以来、互いに影響を及ぼし合いながら今日に至ったわけであるが、近世にいたって、教育がもたらした人類の社会活動(たとえば生産活動)を通じて両者が特異的且つ不幸な相互干渉を持つようになったといえよう。その結果、“人間の在り方”の忘失や“こころ”の消失をもたらし、いまや互いの悪化を助長するような“複合スパイラル荒廃”の危惧さえ覚える状況に立ち至ったといえよう。いまここで、科学者がその本来の先見性と英知を発揮して大所高所から問題解決の方向について提言しなければ、我が国はもとより地球と人類の将来に大きな危機が訪れることになると考える次第である。

 

1999年05月11日 更新
^ このページの最上部へ戻る