「食料・農業・農村基本計画」では、水、土地などの資源を小水力発電などの再生可能エネルギーとして活用することにより、農村活性化を実現することを目指しており、農林水産省では農業生産コスト削減や農業者所得向上に繋がるような再生可能エネルギー導入、普及に向けた環境整備を図っているところである。
小水力発電の更なる導入推進のための支援として、民間企業が土地改良施設を利用した小水力発電を導入するための支援体制を構築し、構築された体制により、民間企業による小水力発電施設導入のモデル地区による検証を行い、課題の抽出や対応策の検討を行った上で全国展開を図り、民間企業参入の推進を図る必要がある。
そこで、本調査では、これを推進するために必要となる情報収集、事例収集を行い、基礎資料としてとりまとめることで民間企業参入の実現性を確認した。(農林水産省委託)