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国家重要インフラストラクチャー防護に関する研究 Study on Critical Infrastructure Protection

 国際社会が情報通信ネットワーク化によってますます緊密に結びつけられるほど、ネットワークに対する妨害、破壊工作は、重要インフラストラクチャー(電力・ガス・エネルギー、金融、通信、交通、給水などの公共サービス、警察、救急など)に対する脅威として顕在化し、一国の社会・経済活動、安全保障にとどまらず、国境を越えて深刻な影響を及ぼす可能性を増大させている。現在、情報セキュリティに対する脅威への対応は、国際社会において最大の課題となりつつある。この問題に対して、我が国においても内閣官房に対策チームが設置され、省庁を超えた対策が検討されてきている。また米国では国家計画を作成し国内的な対応を始め、ブッシュ政権になってから更に対策が強化されようとしている。情報通信ネットワーク化は国境を越えて進行しているため、各国の個別的な対応では十分でなく、日本は日米を軸に国際的な政策協調をはかり国際的な協力が不可欠となっている。

 

2000年05月11日 更新
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