生涯のうちに社会保障に対してどのくらいを負担して、どのくらい受益を得るかを世代別(生年別)に算出する世代会計という考え方があります。カリフォルニア大学バークレー校のアラン・J・オーアーバック教授の試算によると、日本は教授が試算対象とした17ヵ国中世代間不均衡が最も大きく、ジュニア世代がシニア世代に比べて2.69倍(169%)の負担となっています。米国の1.51倍(51%)、ドイツの1.92倍(92%)、フランスの1.47倍(47%)、ほぼ完全均衡をとっているカナダ(0%)、ニュージーランド(0%)、逆に高齢者の方が若年層よりも負担の大きいスウェーデン-1.22(-22%)倍などと比べて、ジュニア世代の負担の大きな社会となっています。
このような世代間不均衡を緩和するひとつの方策として、私達は子供をもちたいと願うお母さん達を支援するための「未来世代基金」の設立を社会に提案しています。未来世代基金の詳細はこちら