平成10年に本格稼働が予定されている広島県産業科学技術研究所(仮称)(以下同研究所)は、広島県を中心とするスーパーテクノゾーン(STZ)において地域型COE として地域産業の創造的発展に貢献することが期待されている。この実現のため、同研究所は次代の産業のシーズ育成につながる基礎的・先導的分野の具体的な研究課題を温めているSTZ および岡山県、鳥取県を含む地域(以下 地域)の優秀な研究者に焦点を当て、この研究者をプロジェクトリーダーとし、 STZ内の産学官を結集させた共同開発プロジェクト(流動研究体制)を展開して短期間で集中的な研究開発を進め、シーズを発芽させることを企図している。