●第3回「森林資源の会」 /「分野を超えて」~情報共有・交流の「場」づくりに向けて~
【お知らせ】第3回オンライン座談会は、盛況裏に開催終了いたしました。
以下より録画がご覧になれます。
漆芸に使われる研き炭や刀剣製作に使われる燃料炭、手漉き和紙の原料など、伝統工芸の多くの分野で原材料を森林資源に依存していますが、需要減少に伴う後継者難や資源の枯渇などを背景に、供給不足や入手困難な状況が拡がっています。
今回の座談会では、漆芸に使われる研ぎ炭になるニホンアブラギリや手漉き和紙の原料に使われるノリウツギといった森林資源を探して、演習林等を有する大学と連携しようという取り組み例を現地の映像等を織り交ぜながら紹介。この取り組みが実現するまでの経緯、ポイント、成果等を語り、今後の工芸関係者の取り組みに示唆を提供します。
今回の大学との連携のように、分野を超えて交流し、つながることによって、用具・原材料の確保、眠っていた資源の有効利用が可能になります。その意義について、伝統工芸関係者のみならず、各分野の人々にも訴求するとともに、その取り組みを将来的に持続可能なものとするための情報交換・交流の「場」づくりに向けて、何が必要か、どうしたら役立つものができるかなどを語ります。
【主催】
文化庁 文化財第一課
【事務局】
公益財団法人 未来工学研究所
【開催日時】
2021年3月3日(水) 17:30~19:00
【形態】
Zoomウェビナーによるオンラインセミナー
【参加費】
無料
【定員】
100名 (原則として申込順)
【開催次第】
(1)座談会
1.事例紹介 今回対象となった用具・原材料(駿河炭、ノリウツギ)のサンプルや映像等を見せながら、大学とのつながりの経緯、伊豆や北海道での活動を紹介
2.意見交換Ⅰ 大学との連携に至った経緯、成果、成功のポイント
意見交換Ⅱ 用具・原材料の持続的確保のための情報交換/交流の「場」づくりに向けて
(2)質疑応答
【出演者】
高木 健太郎 北海道大学准教授 北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション天塩研究林林長 鴨田 重裕 東京大学大学院准教授 農学生命科学研究科付属演習林 樹芸研究所 所長 坪内 哲也 刀工(刀工銘:祐忠) 選定保存技術保存団体(木炭製造) 伝統工芸木炭生産技術保存会 代表 横井 日奈子 伝統工芸木炭生産技術保存会事務局・専従伝承者 藤元 優恵 伝統工芸木炭生産技術保存会事務局・専従伝承者
【申込先】
下記URLから入力と送信をお願いします。(職場ネット環境でアクセスできないときは、スマホ等を活用ください。)
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_V7-vAzUoTcOki2COX9tKig
【申込締切】
2月26日(金) 定員に達した場合、締切以前に締め切りますのでご注意ください。
*【ご参考】
平成29年度~令和元年度に実施した伝統工芸用具・原材料調査の報告書は、文化庁ホームページの下記サイトからご覧いただけます。
https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/dentokogei_chosa/index.html
【お問合せ先】
(事務局) 公益財団法人 未来工学研究所
〒135-0033 東京都江東区深川2丁目6−11 富岡橋ビル 4F
電話:(担当直) 090-2317-9499 (代)03-5245-1011
Eメール: kougei.online@gmail.com
関、三重野/(公財)未来工学研究所