文部科学省主催
科学技術・イノベーション
(STI)政策形成
サマーキャンプ2026


■趣旨・目的

AIの急速な進展により、科学技術・イノベーション(STI)政策を取り巻く環境も大きく変化しており、政策形成プロセスの高度化や、それらを担う人材の育成、ネットワーク形成が求められています。
科学技術・イノベーション(STI)政策は、国が大学や研究機関等を対象として、法律や補助金、税制等の手段を用いて、科学技術・イノベーションの発展を目的として行う政策です。身近な所では科研費等の研究支援、特別研究員制度等の博士学生支援から、人文・社会科学を含む多様な領域の振興、宇宙・AI・原子力・フュージョンエネルギー等の国家プロジェクトまで幅広く私たちの生活を支えています。そうして生み出された研究の知は、環境、防災、医療、地域振興などの様々な社会課題の解決に活用されています。

文部科学省では、STI政策に関心のある大学院生を対象に、サマーキャンプを開催します。サマーキャンプでは、3日間のイベントを通じて、AI時代に科学研究やイノベーション創出をいかに推進するか、グループに分かれて政策提案を考え、コンペティションを行います。期間中には、政策研究者やSTI政策の実務を担う行政官、シンクタンク研究員等との交流、キャリア相談の機会も設ける予定です。皆様のご参加をお待ちしております。

■ねらい

  • 多様なバックグラウンド、視点を持つ学生や政策研究者、行政官が一同に集い、共通のテーマでの対話や成果の共有、異分野交流などを行い、ネットワークを構築します。
  • STI政策やEBPMの基礎について学んだ上で政策提案を考えることで、エビデンスを活用して戦略的にSTI政策を立案する意義や難しさ、楽しさを体感します。

■主催・共催

 主催:文部科学省
 共催:国立大学法人政策研究大学院大学(科学技術イノベーション政策(STI)プログラム、科学技術イノベーション政策研究センター)(調整中)

■開催日程

2026年9月19日(土)~21日(月・祝)
*事前学習会を9月1日(火)13時-15時にオンラインにて開催予定。

■会場

国立大学法人政策研究大学院大学(東京都港区六本木7-22-1)
https://www.grips.ac.jp/jp/about/access/

■参加費等

参加費:無料
旅費:希望者には、文部科学省が運営委託する公益財団法人未来工学研究所の規定に基づき交通費を支給します。遠方からの参加者については、宿泊費も規定に基づき支給します。

■定員

30名
* 希望者多数の場合は調整させていただきますので、あらかじめご了承ください。

対象者

STI政策に関心がある大学院生を主な対象者とします。

  • 学部生であっても、STI政策に関心があり、大学院への進学を予定している方や、修士課程1年相当の知識や研究経験、意欲がある場合には参加可能です。
  • 3日間のプログラムに加え、事前学習会を含めた全日程への参加や、事前課題への対応ができる方。
  • 専門分野は問いません。多様なバックグラウンドの方の参加を歓迎します。
  • 日本語での対話、発表が可能な方。

■参加申込

お申込みはこちら
申込期限:2026年7月9日(木)
*参加の可否につきましては、7月19日(金)までにメールにてお知らせいたします。期日を過ぎても連絡がない場合は、お手数ですが下記お問い合わせ先までご連絡ください。

<申込に際して>
グループの割振りを行うため、以下に示す5つのサブテーマについて関心の高い順に並び替えをしていただきます。第7期科学技術・イノベーション基本計画(令和8年3月27日閣議決定)などを参考に、検討の上、お申込みください。

■テーマ

【メインテーマ】
 学生が考える、AI時代のSTI政策

本サマーキャンプでは、研究環境、人材育成、スタートアップと産業化、国際連携、研究ガバナンス、などの観点からチーム別に政策提案を作成し、最終日にコンペティション形式で発表します。
STI政策を専門に学んでいる必要はありません。自然科学、人文学・社会科学など、多様な分野の大学院生を歓迎します。自分の研究や専門分野が社会や政策とどうつながるのかを考えてみたい方、AI時代の研究やキャリアに関心のある方は、ぜひご参加ください。分野や所属を越えた仲間とともに、AI時代の科学研究の未来を考えてみませんか。

【サブテーマ】

  1. 研究環境・インフラの再構築: AIを研究に使いこなすには、どんな環境が必要?
    AIは、論文調査、データ解析、実験計画、シミュレーション、論文執筆など、科学研究の進め方を変えつつあります。一方で、誰もが十分な計算環境や研究データを使えるわけではなく、AIを使った研究成果をどう評価するかも課題です。このテーマでは、研究者がAIを使いやすくするために、大学・研究機関・国がどのような設備、データ、支援体制、評価の仕組みを整えるべきかを考えます。

  2. 担い手の育成・キャリアパス: AI時代の研究・イノベーションを担う人材には、どんな力が必要?
    AIの進展により、研究者に求められる力は変わりつつあります。また、研究者だけでなく、研究プロジェクトをマネジメントする人、企業などとつなげる人、行政の立場から支援を行う人も研究を進めるには重要です。こうした人材には、どんな力が必要で、どのようなキャリアが考えられるでしょうか。このテーマでは、AI時代の研究を担い支える人材に必要な力と、その育成・キャリア形成のあり方を考えます。

  3. 国際的な連携と競争のあり方: AI時代に、日本はどこで、誰と組むべき?
    データ、計算資源、人材、研究ネットワークの国際化は、AIの登場や、その広がりによりますます加速しています。データの扱い、標準化、安全保障、産業競争力なども考えながら、いかに日本の国際的なプレゼンスを向上させるかを戦略的に考える必要があります。このテーマでは、日本がどの分野で、どの国・地域・機関と、どのような目的で連携すべきか、科学技術外交を含めた政策のあり方を考えます。

  4. デュアルユースと研究ガバナンス: AIの研究や活用を、どうすれば責任ある形で進められる?
    AIは、医療、教育、防災、科学研究などに役立つ一方で、軍事利用、監視、偽情報、サイバー攻撃、差別的な判断などにも使われる可能性があります。一方で、使われ方を心配するあまり、必要な研究まで進めにくくなることも避けなければなりません。このテーマでは、AIの研究や活用を、社会から信頼される形で進めるために、どのようなルール、相談体制、評価、社会との対話が必要かを考えます。

  5. 研究成果の展開: AI研究を、どうすればビジネスや社会課題解決につなげられる?
    AIの進展は、産業構造や働き方、公共サービス、地域社会のあり方を大きく変えつつあります。こうした中で大学には、教育・研究に加え、社会貢献や、研究成果を事業化し、スタートアップ創出や産学官連携を通じてイノベーションを社会に実装する役割も期待されています。このテーマでは、AI研究を新たな市場や地域産業の高度化といった経済的価値に結びつけるとともに、市場メカニズムだけに委ねることのできない環境、福祉、防災などの社会課題解決にも活かすための仕組みを考えます。


スケジュール(案)

※プログラムは変更になる可能性があります。

1日目2日目3日目
9:00■グループワーク
(9:00-12:00)
■グループワーク
(9:00-11:00)
■発表会・前半
(11:00-12:00)
12:00■開場・受付■昼食休憩■昼食休憩
13:00■開会・オリエンテーション
(13:00-14:30)

■特別講演
(13:30-14:30)

■グループワーク
(14:30-18:00)
■中間発表会
(13:00-14:30)

■キャリア相談会     
(14:30-15:30)

■グループワーク
(15:30-18:00)
■発表会・後半
(13:00-14:00)

■審査/学生による振り返り
(14:00-14:30)

■講評・表彰
(14:30-15:00)

■写真撮影・閉会
(15:00-15:30)
18:30■懇親会(18:30-19:30)


■お問い合わせ

公益財団法人未来工学研究所・サマーキャンプ2026担当(polsti@ifeng.or.jp)