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アジア主要国の高校・大学教育におけるエリート人材輩出の状況調査

人口減少が始まった日本にとって、これまでと同様、またはそれ以上の成長を維持していくためには、ソフトパワーの充実としての国際連携が重要な意味を持つ。その点において、優秀な留学生の確保は、留学を終えて帰国した彼らが日本と自国の架け橋に、あるいは、日本企業に勤務しグローバル化の一助となる等、直接的具体的な国際化・国際連携を担う可能性を秘めている。文部科学省が2008年にスタートさせた「留学生30万人計画」は、目標達成年である2020年に向けて努力中であり、2017年現在の留学生数は20万人を超えたところである。他方、優秀な外国人留学生を巡っては、他国も日本と同様に積極的な誘致に取組んでおり、今後もこの競争は続くと見込まれる。2014年から国立研究開発法人 科学技術振興機構が実施している「さくらサイエンスプラン」は、アジアの青少年を日本へ招聘し、日本が世界に誇る科学技術に実際に触れてもらいながら日本の青少年との交流を通じ双方の友好関係を深めていくという積極的な発信事業である。本調査は、当該事業を効果的に実施するため、招聘対象国のうちのインド、インドネシア、タイ、ベトナムの4カ国をとりあげ、その教育制度及び教育の現状を調査したものである。招聘対象者が在籍する後期中等教育機関及び高等教育機関の情報を中心に調査し、招聘対象者選抜の際の指標となりうる客観的、定量的な情報の整理を行うことを目的としている。(科学技術振興機構委託)

アジア主要国の高校・大学教育におけるエリート人材輩出の状況調査

2017年04月01日 更新
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